合同会社 春日部不動産REAL ESTATE AGENCIES
埼玉合同会社 春日部不動産
不動産業界に入ったきっかけは?
私は映画が好きで、もともと映画業界を目指していたんです。映画の学校に入って、卒業後もアルバイトをしながら5年ほど脚本を書いていましたが、結局芽が出ず、定職に就くため給料の良さに惹かれて、不動産会社とゴミ処理の会社に応募。ごみ処理の会社に採用されて焼却場で働き始めましたが、自分には合わないと感じていたところ、応募していた不動産会社が「欠員が出た」と声をかけてくれたのがきっかけです。
その不動産会社は自社物件の管理や販売を手がけていて、関東一円に物件を持っていたので、物件のある町の不動産屋さんに飛び込みで営業に行く、というのが最初の仕事でした。当時は不動産のことを何も知りませんでしたが、話を聞いていくうちに「相場」というものがあると知り、それから比べると自分の売っているものは高いということが分かって。「こんなに高いのは売れないよ。あんた相場知ってるの?」と言われたりしながら、色々と勉強していきました。その会社では不動産担保といった金融系の業務もやっていたので、販売や管理の仕事だけでなく、幅広い経験を積むことも出来ました。
12年ほど勤めた頃、会社の会長との意見の相違がきっかけで退職することになり、それを機に独立することにしました。準備をした末の独立ではなかったので大変なことはありましたが、いずれ独立という考えは持っていたので、全て勉強だという思いで苦労は感じませんでしたね。最初の仕事は土地境界の仲裁で、報酬は1万円。不動産屋の仕事ではありませんでした。開業して2ヶ月ほどした頃、前職の時のお客様が、人づてに独立のことを聞いた、と来てくれて「なんか買ってやるよ」と。不動産会社として初めての仲介ですごく嬉しかったですね。私は勤めている時から嘘をつける材料もなく、うまい営業トークもできなかったので、分からないことは勉強して、一生懸命ありのままをお伝えする、というスタイルでやってきました。それが良かったのかなと思い、改めて「この先もずっと変わらずにやろう」という気持ちが強くなりました。
春日部不動産はどういう会社ですか?心がけていることは?
当社は中古住宅に特化した不動産会社です。心がけているのは、お預かりした物件をできるだけ早く、できるだけ高く売却すること。そのため時間をかけて念入りに調査を行い、早期売却を実現する適正価格を導き出しています。もちろん根拠となる資料もそろえてお出しして、「この資料からすると相場はこの金額になりますよ」という事もしっかりご説明します。不動産会社の中には、依頼をもらうために根拠のない高値を提示する所も多いですが、そうした会社から売りに出た物件の動きを見ていると、ほとんどの場合、私がお伝えした相場の金額に落ち着くのが事実。私は売却依頼をいただいた後で、「売れないから値下げしましょう」とは言えない性分なので、はじめから適正な価格を正直にお伝えすることにこだわっているんです。
最近は、比較的高齢のお客様の資産整理の相談が多く、相続の場合は相続人が複数人いたりと一筋縄でいかないこともあるのですが、手間をいとわずお手伝いするのはもちろん、じっくりご相談にのることで、実際の依頼を何年後かにいただくケースもあります。不動産に関することだけでなく、前職で不動産金融の経験もしているので、知識の幅が広いことが私の強みだと自負しています。担保として不動産の価値を調査するほか、金融には裁判がつきものなので、手続きや書類の書き方なども覚えたり、相続も絡んできたり…イヤな面を見ることもありましたが、そうした知識が今の仕事でお客様に必要な場合もあるので、とても役立っていますね。実際は専門家にお願いしてもらうのですが、私にご相談いただいた段階で、「知っている限りならこういう風になりそうですよ」、といった具体的なアドバイスができるので喜んでもらえます。
売却のご相談の中には、とても安くて手間がかかる物件もあるのですが、いつか何かにつながると思っているので、目先のことにとらわれず、出来るだけお力になれるよう努めています。ガツガツ営業することなく、お客様のペースに合わせた対応をしていきたいですね。
不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは?
お客様が「売ってくれてありがとう」とおっしゃって仲介手数料を支払い、私も「ありがとうございます」と言ってそれを受け取る。お金のやりとりがありながら、お互いに「ありがとう」と言う商売が不動産業です。この点はやりがいでもあり、喜びでもあります。「助かった」と言っていただけると、力になれたのかなと嬉しくなりますね。
特に印象に残っているのは、私が査定して他の業者さんより高い査定額だった案件です。私が2,200万円と査定したところ、他社さんは1,600万円程度。どう考えても相場を見ながら導き出した私の査定額のほうが理にかなっているんですが、「他社はなぜこんな値段なの?」とびっくり。自分の査定が合っているのかちょっと不安になりました。お客様から「本当にこの値段で売れるの?」と言われて、「売れますよ!」と答えたものの、内心はドキドキ。無事にその値段で売れた時には安堵、お客様もとても喜んでくださったのが嬉しくて、ホッと胸をなでおろしました。
売却を検討されているお客様へのメッセージ
私は嘘がつけないので、物件がいくらぐらいで売れるのかをお客様に包み隠さずお話しします。その金額で納得できなければ、まずは希望の金額で売り出すこともご提案します。私自身はなるべく高く売りたいと思っていますが、相場の実情と合わない価格設定は、売主様に対しても買主様に対しても違和感を覚えます。「時間がかかってもいい」という売主様なら、そのお客様の希望する値段でなんとか頑張ってみたいと思います。しかし売却の場合、実際には比較的早めに売りたいお客様も多く、その場合は高値での売却は難しい現実があります。そうしたこともしっかりお伝えした上で、お任せいただければ売主様に対して誠意を持って一生懸命やることはもちろん、買っていただくお客様に対しても重要事項の説明をはじめ、しっかりとフォローして、スムーズなお取引になるよう努めさせていただきます。
メッセージとなると固い話になってしまいますが、実際の当社は近くのお客様がふらっとお茶を飲みに来るような、アットホームな雰囲気のお店です。私が話しやすい感じなのか、お悩みを聞いたり、お困りごとの相談をいただくことも多く、さしずめ「街のよろず相談所」といったところでしょうか。不動産に関わることならなんでもご相談いただければ、出来る限りのお力になれると思います。どうぞお気軽にお声かけください。
趣味・休日の過ごし方
映画が好きです。アクション系ばかり見ていたんですが、2年ほど前から「今まで見てこなかったジャンルを見よう」と路線変更しました。最近のお気に入りはアカデミー賞を受賞した『コーダ あいのうた』。ミュージカル映画はほとんど観ないのですが『グレイテスト・ショーマン』は良かったです。休みの日はもっぱら映画鑑賞をしています。
尊敬する人
女優の、のん(能年玲奈)さんがすごくいいですね。「上手くやれなくても自分が好きなことをやるのが自分にとって一番いい」という彼女の姿勢には影響を受けています。主演作の『私をくいとめて』はお勧めです。
座右の銘
「木を見て森を見ず」という言葉を忘れないようにしています。小さなことにこだわると全体が見えなくなる、と言う意味ですが、物事に取り組む時には、細かいことも気にしつつ、全体像をまず見てからということをいつも意識するようにしています。手始めに身近にあることから始めなさいという意味の「先ず隗より始めよ」も好きな言葉です。
会社概要OUTLINE
商号 | 合同会社 春日部不動産 |
免許番号 | 埼玉県知事免許(3)22168号 |
会員 | (社)全国宅地建物取引業保証協会会員 (社)埼玉県宅地建物取引業協会会員 (社)首都圏不動産公正取引協議会加盟 |
事業代表者名 | 藤山 康治 |
所在地 | 〒344-0067 埼玉県春日部市中央6-8-13 |
設立 | 平成23年9月 |
ホームページURL | https://www.kf3880.co.jp/baikyaku |
TEL | 048-739-3888 |
FAX | 048-739-3887 |
営業時間 | 9:00 ~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
スタッフ紹介STAFF
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代表
藤山 康治