アーキエステート株式会社REAL ESTATE AGENCIES

熊本アーキエステート株式会社

不動産業界に入ったきっかけは？

大手ハウスメーカーに営業として約20年勤めて、主に賃貸アパートやマンションの新築事業に従事していました。新築物件の最初の集客で不動産会社さんから紹介をもらうことが多く、土地を購入して投資用物件を建てるお客様もいたので、仕事で関わっていく中で不動産業に興味がわき、新築物件を手掛けながら人口が減っていくと今後は中古物件が不動産や住宅産業の中心になるのでは…と考えるようにもなりました。私には自営で独立している友人が多く、その影響もあって「50歳までには独立する」と公言していましたから、起業する3年ほど前から自分なりに目標を立て、プランを設計して準備を進めていきました。

 

独立当初は以前のお客様や友人知人に声をかけていただけたこともあり、前職の経験を生かした投資物件の取引を中心にやっていました。そこから土地を持っているお客様のご相談を受けたり、土地をお持ちの方をご紹介いただいて売らせてもらったりして、これまで以上に強く人とのつながりが大切だと意識するようになりました。紹介をいただくからにはずっとお世話をしたいと思いますし、不動産のことだけというのではなく、他のお困りごとでも私に出来る限りのお手伝いをしたいという気持ちです。

 

ハウスメーカー時代は会社の利益を考えなければなりませんでしたが、そうした中でも私はできるだけお客様にメリットのある提案をするよう心がけていました。お客様から「もう1軒建てたい」とご相談されたら「是非うちでお願いします」と言う営業が多いと思いますが、私は選択肢を持ってもらうスタンスでしたから、「うちの物件は鉄骨造なので、リスクヘッジを取って木造を持っておいたり、鉄筋コンクリート造もいいですよ」といったお話をして、その当時からコンサルティング営業のような感じでやっていたんです。その対応は今でも変わりませんし、自分で会社をやるようになってから、お客様に尽くせば後からついて来るという思いが一層強くなりました。

株式会社アーキエステートはどういう会社ですか？心がけていることは？

お客様のメリットを最大限に考慮したご提案をするのがモットーです。売るだけでなく、投資物件に携わってきた経験もありますから、売る方がいいのか、活用した方がいいのかといったトータル的なところでアドバイスすることにこだわっています。私はファイナンシャルプランナーでもあるため、売却後の手残りや税金のことに加え、そこから先の運用についてご提案ができるのも強みのひとつ。たとえば保険だったり、預金をどうしたいかなど金融面のアドバイスもさせていただいています。

 

査定については適正価格と相場より高めのチャレンジ価格をお出しして、根拠をしっかりご説明しています。当社のエリアは以前に比べて地価が上がっているので、最近の事例もお見せしながらお客様と相談して売却価格を決めていくのですが、チャレンジ価格を希望される場合は、「これで売れなければ適正価格に戻した方がいいですよ」といったところも丁寧にお話ししています。ご相談の中には手間のかかる物件やワケありの物件もありますが、経験を元にしたアドバイスができると思いますし、場合によってはスタッフにも意見を聞いたりしながら手立てを考えていきます。もし私だけで対応できないことでも、親しくしている士業の先生をご紹介した上で、分からないところは私が間に入ってかみ砕いたご説明をするといったお手伝いもしています。

 

私が仕事をする上で心がけているのはスピーディーであること。分からないことが出てきた場合でも課題を持ち帰ることなく、すぐ電話で確認してその場で回答するようにしていますから、安心していただけるものと自負しています。スピード感のある対応を大事にしていきたいですし、自分一人で何とかするということではなく、つながりのある士業の先生など周りの力も借りながら、お客様の抱えている問題を解決するためのご提案ができるよう、これからもソリューション営業に努めていきたいと思います。

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

お客様に喜んでいただくのはもちろんうれしいものです。そしてお客様から「親戚が売るから」とご紹介をいただいたり、地主のお客様から「来年はここを売るよ」とお声かけいただけると、信頼されていると実感でき、やりがいを感じますね。お客様とのつながりを大切にしていますから、新しいご縁ができたり、ご縁が深まることもとてもありがたく思っています。

 

最近、印象に残ってるのは中古住宅の売買に関する2つのお取引です。１つは災害でご自宅が住めない状態になってしまい、避難所で過ごしながら新居の購入を希望していたお客様です。住宅の供給が追いつかず、売りに出れば即完売が続く状況の中、そのお客様も中古住宅の購入を申し込み、1番手を獲得したのですが、住み替えで家を探されていた2番手、3番手の方が金額をどんどん上げるわけです。そこで当社が売主様に事情を伝えて交渉したところ、「そういうことなら」と売っていただけることに。ものすごく喜んでいたお客様が忘れられません。

 

2つ目は、障害を持つお子様がいるお客様で、「子供が家で仕事ができるようにしたい」と広めの家をご希望されていました。ご紹介した中古住宅を「ぜひ購入したい」とご依頼いただいたのですが、この物件も複数の購入希望者がいる状況。そこで売主様にそのお客様の事情と熱意をお伝えし、「その方にお譲りします」とご快諾いただけた時、泣いて喜ばれていたことも印象に残っています。お客様に貢献できて良かったと思いましたし、お客様の人生に携わっていることを改めて実感しました。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

当社は小さい会社なので、皆さん「大丈夫かな？」と不安に思われるかもしれませんが、どのような相談にも親身に対応をさせていただきます。大手さんを含め、色々な不動産会社から話を聞くと思いますが、最終的には人間性と、知識やノウハウを生かして、いかにお客様のためになるアドバイスができるかが大切です。ご相談いただきましたら精一杯、お客様のお役に立てるよう努めたいと思います。

 

場合によっては「売らない方がいいですよ」といったお話しすることもあるかもしれませんが、これもお客様にとって最善の方法をアドバイスしたいと考えてのことです。不動産はとても高い買い物ですから、売られるお客様、買われるお客様ともに一生に一度あるかないかの大イベントになると思います。とても大切な機会ですから、どんなことも裏表なく正直にお話しして、きちんとご納得いただける対応をすることをお約束します。どんなことでもご相談ください。

趣味・休日の過ごし方

スポーツジムで汗を流しています。トレーニング中は仕事のことを忘れるのでストレス発散と気分転換に最適です。完全にオフの日は昼から軽くお酒を飲みながら、録画したテレビ番組を楽しむことも。『ガイアの夜明け』など経済系の番組やドキュメンタリー番組が好みです。まとまった休みには家族と買い物や小旅行に出かけたりしています。

 

尊敬する人

最近、特にすごいと思っているのはプロ野球の大谷翔平選手です。大谷選手はとにかく掃除をする人で、ベンチを掃除して帰るのはもちろん、ゴミが落ちていれば全部拾っていると聞き、私も心がけるようになりました。彼の努力ももちろんすごいのですが、掃除をすることでツキや運が巡ってくるそうで、それを昔からずっとやっている大谷選手はすごいなと思い、私もまだまだですが続けていきたいと思っています。

座右の銘

近江商人の「三方よし」です。売り手よし買い手よし世間よしという考え方を叩きこまれた20代の時から変わらず、皆さんに喜んでいただけるよう、仕事でもプライベートでもいつも意識しています。