株式会社 緑地REAL ESTATE AGENCIES
北海道株式会社 緑地
不動産業界に入ったきっかけは?
もともとは測量会社に勤めていて、当時から土地や建物のことが好きでした。友人の物件探しを手伝うことに楽しさを感じていたほどです。ずっと測量の仕事を続けるつもりだったのですが、小泉構造改革の公共事業削減によって売り上げが下がっていく中で将来に不安を感じて転職。WindowsなどIT機器にも興味を持っていたことから、事務機器販売の会社で営業に従事しました。そこで「緑地」を担当したことが不動産業界に入るきっかけです。社長から「やる気があるならやってみないか」と誘いを受け、「好きな仕事ができる機会だ」と思って転職を決意しました。不動産の仕事は物件調査など測量の経験を活かせる部分が多く、宅建業法などを新たに学ぶことも楽しかったですね。測量で土地に関わり、営業職を経験した末にたどり着いた不動産業こそ、私の天職だと思いました。
入社当時の緑地は1973年創業の長い歴史を持つ一方で、古い体質も残っていました。営業活動はほとんど行われず、問い合わせが来れば対応するという状態…「せっかく入ったのにこのままではまずい」と思い、前職のお客様の所を回るなど積極的に動いて業績を上げることに努めました。とはいえ売り上げを意識しながらも、お客様目線であることは常に大事にしていましたね。業務の範囲にとらわれず、私が持っている知識は出来るだけ教えてあげたいという気持ちです。
代表に就任したのは、入社して3年半ほど経った頃です。先代の社長から呼ばれて後継者に指名された時は驚きました。しかしこれまでの経験を活かしていけば会社をさらに成長させられるのではと考え、思い切ってお受けすることにしたわけです。地元で長年続いた会社を存続させ、さらなる飛躍を遂げなくてはならないというプレッシャーはありましたが、先代から任されたことを次の代にも残していくことが使命と思い、新しいことも取り入れながら前向きに取り組んできました。経営者になったことで、不動産業が人々の生活に密接に関わる仕事であることを改めて実感しましたから、お客様の立場に立って真摯に向き合おうという気持ちもより強くなったと思います。売り上げが高くて有名になるより、地元の方に信頼され、親しまれる会社にしていきたいという思いがありました。
株式会社 緑地はどういう会社ですか?心がけていることは?
当社では、”知りえた知識を全て提供する”というところに強くこだわっています。お客様が損をしないよう出来るかぎりサポートしたいという気持ちですから、不動産のことだけでなく、電化製品の購入先から引っ越し業者の選び方など日常生活に関わることまでお伝えしています。世の中の知識を幅広く取り入れ、それをスタッフと共有しながらアドバイスできるよう努めているので正直、手間はかかります。でもそこまで徹底することでお客様から「ありがとう」と言っていただけるのですから、“他で教えてもらえない知識が提供できる”というところをさらなる強みにしていきたいと思っています。
最近、増えているのが相続の相談で、親御さんが亡くなった後の実家の処分に悩む方が多く、状況に合わせたアドバイスを行っています。たとえば相続税は登記の仕方で税金が免除になる部分があり、節税のためには色々な手続きも必要になります。そうしたアドバイスを行い、繋がりのある士業の先生をご紹介しながらトータル的なお手伝いをすることで100万円、200万円と節税できたケースもあって、「他では教えてくれない」と喜んでいただけます。相続のことは士業の先生に相談と思っている方もいますが、不動産がある場合はまず不動産会社に相談するのがいいと思います。相続登記後のご相談では、すでに相続税がかかることが決まっている状態で、節税したくても手遅れの場合が少なくないからです。相続は知らないと損してしまうことが多いので、「どうすればいいか分からない」という段階で来ていただけるといいですね。色々な方法がありますから、お客様にとってメリットのあるご提案が出来るものと自負しています。
キレイごとになるかもしれませんが、私は当社を駆け込み寺のように使ってもらえばいいと思っているんです。他の不動産会社に行って教えてもらえないまま、損する人を見ている方が腹立たしく、かわいそうで仕方ありません。相続のことに限らず少しでも心配なことがあれば、お金は一切いただきませんし、当社に依頼してくださいという前提でもありませんから、まず相談に来てアドバイスを聞いてみてください。その上でご依頼いただけるのであれば、出来る限りのお力になれるよう努めたいと思います。
不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは?
お客様から「ありがとう」という感謝の言葉や、「緑地さんに頼んでよかった」と言ってもらえるのは大きな喜びであり、やりがいを感じる瞬間でもあります。過去に買っていただいたお客様がまた来てくださるのもとても嬉しいことです。
やはりお客様が損をせず終われることが一番です。前述の相続税が節税できて喜ばれた案件もあれば、無理な購入をやめた若いカップルに感謝されたことも。彼らには住宅ローンの返済だけでなく、将来の子育てなどにかかる費用まで含めた詳しいアドバイスをして、結果あきらめることになったのですが、「知らないことを親身に教えてくれてありがとうございます!」と喜んでもらえました。会社の利益を考えれば買いたい人に売ればいいのでしょうが、せっかく買ってくれた人から数年後「支払えないから売りたい」と言われる方がショックです。アドバイスによって損せず終われた案件はどれも印象に残っています。
売却を検討されているお客様へのメッセージ
売却を検討している方は、まず不動産会社に相談してプロのアドバイスを受けていただきたいと思います。その時、分からないことはどんどん質問してください。自分たちだけで調べるには限界がありますし、インターネットで得られる情報は必ずしも正確とは言えませんから、プロを頼っていただくといいですね。不動産会社によっていろいろな考え方がありますから複数の会社に相談した上で、「高く売ってくれそうだな」ということだけでなく、売却の方法や本当に売るべきかといったところまで総合的にアドバイスしてくれる会社を選ぶことが大切だと思います。
私自身が買い物をする時、検討や決定するための材料を余さず提供してくれる接客を望むので、お客様に対しても同じように「不動産屋だからここまで」ということなく、出来る限りのアドバイスをしてお力になりたいという思いです。お困りのことがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。真摯に対応させていただくことをお約束します。
趣味・休日の過ごし方
休日はドライブしながら面白いイベントや食のイベントを探すのが楽しみで、長期休暇は北海道内の穴場スポットを回っています。仕事が忙しくてもリフレッシュできるよう短時間でも気分転換ができるドライブが好きです。
尊敬する人
測量会社時代の同僚です。他の人が妥協しそうな場面でも遠方まで足を運んで古い図面を探し出すなど、測量したデータの根拠づけをするため真実を追求する姿勢に感銘を受けました。曖昧なまま進めないというところを今も仕事をする上で意識しています。
座右の銘
「真実を追求し伝える」です。嘘やあやふやなことを言わず、「答えを見つけて答える」ということを徹底するのが私の信念でもあります。また「継続は力なり」「挑戦」ということも大事にしていて、古い不動産会社のイメージに甘んじず最新の知識を学び、地域に根ざした信頼される会社を目指して挑戦し続けたいと思っています。
会社概要OUTLINE
商号 | 株式会社 緑地 |
免許番号 | 北海道知事 渡島(11) 第595号 |
会員 | 公益社団法人 北海道宅地建物取引業協会 公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会 |
事業代表者名 | 竹下 猛 |
所在地 | 〒040-0013 北海道函館市千代台町23番14号 |
設立 | 昭和56年11月 |
ホームページURL | https://www.ryokuchi.co.jp/ |
TEL | 0138-84-6545 |
FAX | 0138-84-6546 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
定休日 | 日曜、祝日、第3土曜日 |
スタッフ紹介STAFF
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代表取締役社長
竹下 猛