ハウススタジオ株式会社　REAL ESTATE AGENCIES

栃木ハウススタジオ株式会社　

不動産業界に入ったきっかけは？

大学卒業後、セキスイハイムに入社して、栃木で新築住宅の営業に従事してきました。もともと現場監督や構造設計がやりたかったのですが、就職説明会で住宅展示場を見せられて「売る仕事も夢があって面白そう」と興味を持ったのがきっかけです。人生で一番大きな買い物をしていただくという大変な仕事でしたが、家を建てたお客様から喜びの声をもらえるのがすごく面白く、充実感を感じていました。ただ営業をしていく中で「セキスイハイムの小林さん」と言う風に、家が売れるのはブランドの力が大きいなぁ、ということにもだんだんと気づいていくわけです。

 

入社して8年目、年間10～12棟ぐらい売れるようになった頃、「ブランドを外したらどうなるのだろう？自分自身で勝負できるのか？」と自問自答するようになり、以前からずっと自分が会社員をやっていくイメージがなかったこともあって、独立することにしました。本来は建売や注文住宅などをやりたかったのですが、職人の知り合いが多いわけではないので、いきなり建築会社を立ち上げるのは難しく、それなら土地をお持ちでないお客様が地域の不動産会社と取引するのを手伝った経験を生かして、不動産業をやろうと考えました。

 

2013年にハウススタジオを設立。最初は建売住宅の現地販売から始めて、仲介の経験を積んでいきました。不動産業界の修行もないままこの業界に入ったので、当初はやはり苦労することも多かったです。勉強して知識を付けたり、手探りでやらなきゃいけないこともありましたが、そんな中でセキスイハイム時代に培った住宅の知識や、お客様への気遣い、ヒヤリング力や提案力といったものは強みになっていたと思います。

 

僕は住宅営業の時から会社の数字というより、どうすればお客様に満足してもらって、会社も満足するかという事を考えてやっていました。だから独立した後も、不動産会社としてのキャリアや知名度はなくても、お客様に信頼いただける対応をしていこうという思いは強くありました。

ハウススタジオはどういう会社ですか？心がけていることは？

「不動産取引を通じて多くの方の生活を豊かにする」がというのが当社の方針です。豊かって単にお金を儲けるということではなく、売れないんじゃないかと困っている売主さんであれば、売却することで気持ちが豊かになったり、買う人なら生活を買うことでもあるので、賃貸暮らしから持ち家となって部屋数も増え、友達を呼べるようになって豊かな時間が持てるようになったりすると思うんですね。不動産取引には売りたい人、買いたい人だけでなく、金融機関や司法書士、税理士などいろいろな業者も関係してくるので、売主しか見ていない、買主しか見ないというのではなく、関わる人たちをトータルでつなげて豊かにする仕事をしようということにこだわっています。だから親身になって相談に乗ることはもちろん、適当なご提案や査定はしないという事をお約束しています。

 

売却の場合、「売ろうか、どうしようか迷っている」といった相談も多いのですが、弊社では賃貸もやっているので、売却にとらわれない活用の提案やアドバイスが出来ることも強みだと思います。たとえば相続などで、思い入れのある実家の売却を悩んでいる方に、「売りたいと思う時まで貸したらどうですか？」というお話をすることもあります。悩んで時間が経つうちに、大切なご実家が傷んでカビだらけになった…というのを見てほしくないので、売主様のご事情に合わせた提案をするよう心がけています。売るとこれくらい、貸すとこれくらいといった査定額だけでなく、貸すリスクもお話ししますし、もちろん査定の根拠や相場についてもご理解いただけるようしっかりご説明します。お客様のために正確な情報を自信をもってお伝えしていく、ということも大事にしていきたいですね。

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

少しありきたり感はありますが「絶対に売れないと思っていたのにすぐに売却できて、小林さんに頼んでよかった！」と言っていただけるのはすごく嬉しいです。

 

先日も「建て替えできないから売れない」と、地元の不動産会社5社から断られてしまったという案件がありました。「埼玉の物件なんですが相談できませんか？」と、知り合いを通じて弊社に話が来たので現地を見せてもらったところ、確かに建て替えはできないのですが、「これは売れる！」と直感が働きました。その場で売却依頼をいただいて、週末に現地見学会を開催したところすぐに売れて、「絶対に売れない」と困っていた売主様がとても喜んでくれました。

 

売主様の中には「どうせ売れないよね」と自分でマイナスのレッテルを貼ってなかなか相談できない方や、先入観であきらめてしまっている方も多いので、そういう方たちの力になれて「頼んでよかった」と言っていただけるのは嬉しく、やりがいにもなります。他社がやらないような物件は難しいことも多く、大変なこともありますが、喜んでもらえるだけでなく、後に他の売りたいお客様をご紹介いただけたりするのもとてもありがたいですね。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

ご依頼をいただいた場合、弊社ではできる限り、訪問査定で現地の確認と内部の確認をさせてもらうようにしています。机上査定（物件を見ずデータなどで算出する）で安易な金額を提示することで、お客様に不利益となることを避けたいという思いからです。

 

買う人の方が熱心に物件情報を見ていて相場を知っていますから、高値で買うことはほとんどありません。だから売りに出した時の第一印象が大事で、相場を考えずに高値で売り出せば印象が悪くなり、結果なかなか売れない、価格を下げるしかない、ということになってしまいます。そうした事態を避けるため、しっかりと査定をして適正価格を提示し、査定額の根拠や諸費用についても詳しくご説明するということにこだわっています。甘い言葉にだまされてほしくないですね。

 

物件をお預かりしたら責任を持って、少しでも早く、少しでも高く売却を成功させるよう努めます。まずは気楽に相談してみてください。「売ろうか、どうしようか」「売れるのかな？」というお悩みでも親身になってお話をうかがい、最善を尽くすことをお約束します。

趣味

読書です。ビジネス書に限らず、幅広いジャンルの本を読みます。お客様との待ち合わせ前などの隙間時間にも読めるようにバッグには必ず1冊入っています。ゴルフも好きで、仲のいい同業者の先輩と年に何度かラウンドするのも楽しみです。

休日の過ごし方

自宅にホームシアターを設置しており、ドルビーアトモスの7.1.2チャンネルの音響システムと、110インチのスクリーンで映画・音楽鑑賞やゲームをするのが楽しみです。もちろんAmazonPrimeのネット映画も見られるので、レンタルすることなく大画面で良い音と映像を楽しんでいます。特に映画では、X-MenやスターウォーズなどSF系の映画が好きですね。CD音楽は女性ボーカルの曲を聞くことが多いです。

尊敬する人

両親です。両親が僕にしてくれたことを、自分が子供に同じようにできるかといえばとても敵いませんから、すごいなと思います。独立の時も心配はしていたと思いますが反対することなく、「頑張れよ」と背中を押してくれました。尊敬しています。

座右の銘

「じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら、考えるのをやめて進め」というナポレオンの言葉が好きです。私の性格上、何事も考える事が好きで、よく独り言を言いながら仕事をしています。優柔不断なところもあるので、決めたら進めという自分への戒めとしてもシンプルでしっくりくるので座右の銘としています。