有限会社 住ステーション浦和REAL ESTATE AGENCIES
埼玉有限会社 住ステーション浦和
不動産業界に入ったきっかけは?
大学卒業後、団体職員として埼玉から都内の職場に通勤していました。子供が生まれてからも保育園、学童と預けて通っていましたが、次第につらくなり、折込チラシで見つけた川口の住宅設備会社に事務員として転職。5年ほど働きましたが、元々動くのが好きで、ずっと事務職はつまらないなと思っていたことから求人誌で見つけた分譲マンション販売の会社に入って営業職に就き、宅建をとって仲介のことも覚えていきました。私は引っ越し経験が多く、大学時代は卒業するまでに5回、勤めてからもさいたま市に落ち着くまで何度か転居をしていて、その度に不動産会社のお世話になり、何度も契約をしてきたので業界に慣れていたというのが大きかったと思います。
営業の仕事は帰りが遅くなることも多く、成績のノルマもあって子育てしながらするのは大変でしたが、やっている感はとてもありましたね。ノルマはこなせていましたが、「お客さんにも都合があるんだ!」という気持ちがあったので、会社のことは考えつつ、お客様のために一生懸命やってあげようという思いは強かったです。
その後、不動産仲介会社に移って5年ほど勤め、1997年、45歳の時に独立。その頃の不動産業界は今と違って男性社会でしたから、いくら頑張っても我慢しなければならないことが多く、先を考えるとこのままいても仕方がないという思いから、住ステーション浦和を創業しました。開業2ヶ月目にホームページを立ち上げたのですが、ほどなくアメリカから「空き家になっている浦和の家を売りたい」とメールが来て、やり取りをしながら契約、決済まで完了した時は「インターネットってこういう事なんだ」と思い、その方にも「アメリカでは当たり前だよ」と色々教えてもらって。そういう意味で出だしはまずまずだったと思います。それから25年、会社勤めならとっくに定年退職している年齢ですが、この業界との相性が良かったのでしょう。気がつけば「住」関係で約40年過ごしていることになります。
住ステーション浦和はどういう会社ですか?心がけていることは?
現役世代の住み替えの仲介はもちろん、高齢者やその親族の不動産をめぐる相続やおひとり様の終活といったご相談にも力を入れている会社です。最近は施設に入った売主様と面談し、本人の売却意思を確認することが増えてきました。浦和地域も高齢者が多く一人住まいの住宅も増えており、空き家空き地の問題は深刻です。おひとり様の大半は女性なので、認知症や相続が起こる前に当事者が終活(売却・利活用)しておくことが大切です。なかなかそうもいかないのが現実ですが、第三者を介することで前に進むこともあります。不動産をめぐる税金や法律も大きく改正されているので、同業者と終活セミナーや相続相談会なども開催しています。
弊社のお客様の半数は女性なのですが、同性として応援したいと思っていますから、売るかどうかということだけでなく、直接売却に関わらないことでもお気軽にご相談いただいています。私自身、人生を色々経験してきているので、その人に合った何らかのアドバイスができるようにと考えながら話をします。じっくりと話を聞き、一緒に歩いていく「傾聴と伴走」を心がけていますね。
弊社では賃貸も扱っているので、売却と活用の両面で検討していただけることも。最終的に判断するのはお客様なので、弊社の考えを押し付けることはなく、社会情勢や市場動向などデータで裏付けされた色々なケースをご提案するようにしています。同じ方向を向いてお客様のお悩みやお困りごとを解決するよう努めています。
不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは?
お客様に感謝されたり、喜んでもらえるのがやりがいでもあり、喜びです。苦労しながら働き続けてきた女性が、自分のために住宅ローンを組み、念願の城を持てた時はともに喜びあいました。
印象に残っているのは、まず1つは悔しかったことです。まだ駆け出しの頃、上司と査定に訪問した時、開口一番「大事な資産を売るのに女が査定に来たのか!」と言われ、かたわらで奥様がびくびくしながらお茶を出していたことです。もちろん売却は流れてしまいました。
嬉しかったことで印象に残っているのは、雨漏りのする相続した実家に住む独身の高齢女性の件です。70年住み続けた家から離れたくないというご希望があり、土地が広かったことから敷地内に新しく家を建てて住み続け、残りの土地を売るご提案をしました。本来なら土地を売ったお金が入って初めて家が建てられるので、いったんは移転する必要があるのですが、その女性は他に引っ越したことがなく仮住まいに移ることが難しくて。そこで弊社のネットワークを駆使して融通の利く業者に相談し、住んだまま新しい家を建てて移ることができたんです。「老後の資金まで手に入れることができた」ととても感謝されましたし、コンサルティング成功でやりがいもありました。最近では20年前に弊社で新築を購入されたご夫婦が、実家の売却依頼でご来店。スムーズに売却でき、「住ステーションさんを思い出して頼んでよかった」と言っていただけたことが、とても嬉しかったですね。
売却を検討されているお客様へのメッセージ
不動産は唯一無二のものです。私たちはまず、その物件への今までの思い出、売却を検討するに至った気持ちをよくお聞きします。その上で売却することのメリットやデメリットの可能性、お取引の流れなど、何度でも丁寧に説明し、お客様に十分ご理解、ご納得いただいた上で、安心安全な取引を一緒に進めてまいります。
大手仲介会社も小さな会社も、担当者がどれだけ心血を注げるかにかかっています。私もブランドに頼って購入したり、ブランドで売ったりしていた頃がありましたから気持ちは分かりますが、ブランド名だけに頼らない方が良いかもしれません。信頼できる担当者がいる会社を選んでほしいですね。
趣味
サックスを吹くこと。友人の還暦祝いで聞いたプロのサックス奏者の演奏に感激して習い始めました。映画・演劇鑑賞は若い頃からの趣味で、ジャンルにとらわれず色々なものを見ています。自然の中を散策したり小旅行も好きです。
休日の過ごし方
2匹のネコとまったりしたり、周辺をママチャリで走って、特に桜の木を見て回ったりしています。最近、さいたま市の「見沼田んぼ桜回廊サポーター」になりました。桜の木を守り育てましょうという団体です。清掃活動などあります。
尊敬する人
評論家の樋口恵子さんです。昨年『どっこい生きてる90歳』の出版記念講演を聞きに行きました。「“ヨタヘロ期”の真っ最中」と言いながら、シャキッと1時間講演。毎日、新聞5紙に目を通すそうで、いろいろな団体や組織で「おかしいことはおかしい」と発言されています。学生時代には『元始、女性は太陽であった』の平塚らいてうさんを尊敬していました。
座右の銘
「思い立ったが吉日」思っているだけでは体験はできません。常に好奇心を持ち続け、気になったら脱兎のごとく動くのが好きです。もちろん、いろいろ考えてからです。
会社概要OUTLINE
商号 | 有限会社 住ステーション浦和 |
免許番号 | 埼玉県知事免許(6)18092号 |
会員 | (公益社団法人)埼玉県宅地建物取引業協会 (公益社団法人)全国宅地建物取引業保証協会 埼玉地方本部 (公益社団法人)埼玉県宅地建物取引業協会 さいたま浦和支部 埼玉宅建協同組合 |
事業代表者名 | 熱田 光代 |
所在地 | 330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂1-2-1エイペックスタワー浦和114 |
設立 | 平成9年3月 |
ホームページURL | https://www.agentsaitama.co.jp/ |
TEL | 048-835-5118 |
FAX | 048-835-5123 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 水曜日 |
スタッフ紹介STAFF
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取締役社長
熱田 光代