「不動産を自分で査定 まかせる会社を自分で選ぶ」街の不動産ポータル TUNAGERU ツナゲル

  • インスタグラム
  • エックス
  • フェイスブック
  • Youtube
トップへボタン
不動産売却コラムCOLUMN
街の不動産ポータル TUNAGERU ツナゲル > 不動産売却コラム > 家を売る > ネットの不動産情報だけで判断するのが難しい理由

ネットの不動産情報だけで判断するのが難しい理由

サムネイル

「ポータルサイトを見れば相場は分かる」
そう思われる方は多いでしょう。今はほとんどの物件がネットに掲載され、価格や写真、間取りまで簡単に比較できます。ですが実は、ネットの情報“だけ”で判断するのはとても難しいのです。その理由を整理してみます。

 

1.掲載価格は「売りたい価格」

まず大前提として、ネットに出ている価格は成約価格ではなく売り出し価格です。

 

3,000万円で掲載されていても、

 

  • 値下げして2,800万円で売れる
  • 交渉で2,750万円になる

といったケースは珍しくありません。つまり、表示されているのは「結果」ではなく「スタート地点」。この違いを知らないと、相場を高く見積もってしまうことがあります。

 

2.掲載されているのは「まだ売れていない物件」

ネットに載っているのは、基本的に今売れていない物件です。条件が良く価格も適正な物件は、比較的早く売れていきます。逆に、価格が強気だったり、何かマイナス要素があったりする物件は長く掲載されます。その背景事情までは、ネットの画面からは見えません。

 

  • 日当たりの実情
  • 周辺環境の微妙な違い
  • 過去のキャンセル歴

こうした情報は、文章や写真だけでは分からないのです。

 

3.情報は「良く見える形」に整えられている

写真は広角レンズで明るく補正され、説明文は前向きな表現が中心です。これは当然のことですが、実際の印象と完全に一致するとは限りません。「日当たり良好」でも、時間帯によっては暗いこともあります。「閑静な住宅街」でも、少し先に交通量の多い道がある場合もあります。画面越しでは分からない空気感があります。

 

4.同じエリアでも条件は大きく違う

同じ町名、同じ価格帯でも、

 

  • 前面道路の幅
  • 用途地域
  • 再建築の可否
  • マンションの管理状況

などによって価値は大きく変わります。価格だけを横並びで比較すると、「高い」「安い」の判断を誤ることがあります。

 

5.市場の“今”は一覧表では見えない

不動産はタイミングの影響が大きい商品です。

 

  • 近隣で新築が出た
  • 金利が変動した
  • 学区人気が高まった

こうした変化は、単なる物件一覧からは読み取れません。数字の裏には、常に市場の動きがあります。

 

ネット情報は“入口”

もちろん、ネット情報は無意味ではありません。価格帯の幅を知る、競合物件を確認する、といった意味では非常に有効です。ただし、それはあくまで“入口”。大切なのは、その数字をどう解釈するかです。

 

まとめ

ネットの不動産情報だけで判断が難しい理由は、

 

  • 売り出し価格しか見えない
  • 売れていない物件が中心
  • 背景事情が分からない
  • 市場の動きが反映されにくい

からです。

 

情報が多い時代だからこそ、量よりも「理解」が重要になります。画面の中の数字だけで決めるのではなく、現地を見る、複数の意見を聞く、背景を確認する。視点を増やすことが、不安を減らす一番の近道です。