ハミング不動産有限会社REAL ESTATE AGENCIES

鹿児島ハミング不動産有限会社

不動産業界に入ったきっかけは？

学生の頃、バブルの時代で、不動産業界がすごく賑わっている印象があり、社会人になって仕事をするのなら、やはり大きなビジネスができる職業に就きたいと思ったのが不動産業を志したきっかけです。ところが大学2年の冬にバブルがはじけて、先輩方から「不動産はやめておいた方がいい。就職するんだったら建築業界がいいぞ」と。不景気になると国が金利を下げて住宅建設を推進する政策を組むので、住宅業界は復旧が早いと聞き、大学卒業後は住宅メーカーに就職しました。平成5年入社で、住宅の営業を11年近く務めました。住宅メーカーの営業時代は、ひと言で言うと“ブラック”でした。お客様との打ち合わせが夜8時から始まり、夜10時、11時ぐらいに会社に戻ってという感じで、帰宅が午前様にならなかったという日は少なかったですね。学生のころは、30歳くらいまでに青年実業家になりたい、という野望を抱いていたんですが、就職してからは頑張って店長になって、営業部長になって上を目指していくんだろうな、と思うようになっていました。

 

独立しようと思い始めたのは、結婚して子供ができた頃からです。住宅メーカの営業は土日祝日にほとんど休みが取れません。子供の運動会などのイベントには参加できないわけです。そうなると、好きな仕事ではあるものの、「どうなのかなあ」という思いが湧いてきました。「不動産会社をやろう」と決め、33歳で退職して独立しました。とは言え、不動産の仕事は経験がなかったのちょっと甘く見てました。不動産のイロハも経営のことも全く知らないうちに始めたので、無謀でした。どこよりも先に情報をお客様に届けてそれを確認する。それが、一番大事なんだっていうのを、独立して数年間でようやくわかりました。

ハミング不動産はどんな会社ですか？心がけていることは？

一番心がけていることは、お客様に対して軽はずみな発言をしないようにすることです。これは言葉そのものというより、弊社の姿勢とも言えます。不動産の売買では、割り切った考え方で話を進めなければいけない場面もしばしば訪れます。でも、最初から、なにかこちらの意見を押し付けるようなことをしてはいけないと私は考えています。

 

不動産会社に問い合わせをいただくお客様には、それぞれ異なった段階があります。たとえば、この1〜2週間の間にふと思い立ち、初めて問い合わせてきたのがたまたま弊社のホームページだった、というお客様がいます。その一方で、もう1年ぐらいかけてじっくり考えてきて、満を持して弊社にお問い合わせいただいたお客様もいます。そういった意味からも、お客様は皆それぞれ不動産の売却に関する知識や理解度が異なるわけです。

 

不動産の売却に対して夢や希望を持っているお客様に対して、最初からそれを否定するような対応はしたくないし、してはいけないと思っています。どこの不動産屋からも「考え方を変えたほうがいいですよ」と突き放されたとしても、「ハミングさんだけは『一生懸命頑張りましょう』と言ってくれた」と安心してもらいたい。お客様の話をよく聞いて、寄り添ってあげることをなによりも心がけています。

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

取引が終わった後、税金のやりとりや「引越しが終わりました」とわざわざ知らせてくれたり、身内や知人を紹介してくださるお客様がいらっしゃいます。そういったときには、「この仕事をやっていて良かったな」と思います。紹介は評価の証ですから、いただけるのは最高ですね。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

売却での不動産会社選びについては、紹介で依頼していただくのが一番安心だと思います。最近は売却サイトとか一括査定など、インターネットで簡単に査定ができるサービスが増え、いろいろな業者が様々なアドバイスしてくれます。しかし、それは「飛び込み」で未知の不動産会社に行くようなもの。それでご縁があって売却されるのも悪くはありませんが、やはりご自身の大事な財産です。飛び込みではなく、「ここの不動産屋さん、良かったよ」という友人・知人のご紹介など、安心できる不動産会社に依頼して売却するのが一番良いと思います。

趣味

若い頃はサーフィン、スキー、スノボをやっていて、今でも機会があったらやりたいなと思っています。最近はもっぱらゴルフ。月に1、2回に絞って、最高のコンディションでラウンドするようにしています。

休日の過ごし方

4人の子供のうち、真ん中の2人が今、サッカーをしているので、週末はほとんどその応援です。ゴルフに行くよりも断然今、サッカーを見に行く方が多いです。サッカーには全く興味がなかったんですが、子供とコミュニケーションをとるためにもサッカー番組を見るようになったり。試合や練習で子供のお父さんたちと情報交換をしています。

尊敬する人

京セラの稲森会長です。成功している経営者は大勢いらっしゃいますが、「人に好かれる経営者になりたい」と考えた時、稲盛さんが私のイメージにぴったりなんです。
身近なところでは、同年代の知人が、独立して十数年で株式の一部上場を成し遂げました。「鹿児島の知り合いから一部上場企業の創業者が出たか」と刺激を受けましたね。

座右の銘

座右の銘ではありませんが、「やるんなら今やれ。やったもん勝ち」を肝に命じています。