株式会社おおたか不動産REAL ESTATE AGENCIES

岡山株式会社おおたか不動産

不動産業界に入ったきっかけは？

新卒でミサワホームへ入社しました。当時、キャプテンシステムという家庭用の情報ネットワークをNTTが推進しており、それを使った不動産の流通に挑んでいるところに興味を持ったのがきっかけです。入社してまずは約2年半、新築の住宅営業を任され、その後はずっと不動産営業です。15年間の勤務で、人生の節目でもあるマイホームのお手伝いが出来る喜びを知りました。その後、井の中の蛙にならないため、そしてもっと仕事の幅を広げて、色々なお客様とお会いしたいという思いから、地元の不動産会社へ転職。宅地開発やホームページ構築などにも携われましたし、新たなお客様に出会えたことも今の自分の力になっていると思います。独立したのはその不動産会社に10年ほど勤めた後です。

 

もともと独立志向ではなかったんですが、それぞれの会社に“型”みたいなものがあって、それを逸脱するような仕事はあまりできなかったんです。多くのお客様にお会いして仕事をする中で、次第に「自分の裁量ですれば、もっと色々なことがやれるのでは」と感じるようになって。独立する時は、一つ一つを丁寧に、決して効率的ではなくても、お客様に喜んでいただける仕事をしようという思いがありましたね。当時、勤めていた不動産会社の社長が気持ちよく後押ししてくれたことも心強かったです。社名の「おおたか」は、20年ほど前にマイホームを購入して子育てしたのが、ここ倉敷の大高小学区だったので、お世話になった方々に恩返しをしたいという意味を含めてつけたものです。

おおたか不動産はどんな会社ですか？心がけていることは？

倉敷での不動産歴は今年で34年（2022年現在）。地元のスペシャリストがずっと変わらず対応させていただくことが強みだと考えています。お客様の気持ちに寄り添いながら、かゆいところに手が届く丁寧な仕事をして喜んでいただくことがモットーです。たとえば売却の場合、査定で重要なのは価格だけではないので、査定書の備考欄には、周辺環境や今のトレンド、物件に対する思いなどを事細かに記載するようにしています。ご依頼いただいた物件をしっかりお調べして、お客様の疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていくと、「売却とはこういうことだ」とお客様の理解が深まるようです。私どもでお預かりすると売却が長期化することが少ないのは、それが大きいと思います。

 

また、お客様にお伝えすることは「できるだけ詳しく」ということも心がけています。メールは少し長くなってしまうこともあるのですが、お客様から「返事が早くて詳しいね」と言っていただけます。ホームページのコラムも書いているのですが、お客様に少しでも不動産のことを知っていただきたい、ポイントをひとつでも多くお伝えしたいというのが、私の気持ちなんです。契約書や重要事項説明書も「ここまで詳しいものは見たことない」と言っていただくことが多いので、今後も効率ではなく、丁寧な仕事をしていきたいと思います。

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

報酬をいただいているのに最後に、ご主人や奥様から、「本当にありがとうございます」という言葉をいただけるところ。笑顔で感謝されることが本当に嬉しいことですね。決して楽な仕事ではありませんが、「おおたか不動産に任せて良かった」と評価いただいたり、紹介やリピートしていただいたり、口コミなどを見ると、本当に頑張ってやって良かったと感じます。

 

最近では、家族信託や成年後見人制度など少し特殊な取引も増えていて、これは経験のない不動産会社も多いはず。私どもでは知識がないと内容をきちんと把握できないような取引も、ご縁があって任せていただいています。先日も遺言の関係で家庭裁判所に出向いてきました。普通の不動産会社がなかなか経験できないことなので、任せていただけるのもありがたいですね。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

不動産売却は、その地域の市況やトレンドを知ることが大切です。地域に密着している私どもは、これまで培ってきた経験から的確なアドバイスとご提案をいたします。不動産売却の実務はもちろん、遺言や相続、家族信託や成年後見人制度などの経験も豊富です。地元の会社ですから、最後まできっちりサポートいたします。

 

査定額だけを見るのではなく、本当の相場観を知ることも売主様の責務だと私は考えています。そこをしっかり見定めた上で売却にしていかないと、その次の計画が大きく狂ってしまうこともありえるからです。購入希望者や不動産会社の担当者としっかり話しをすることが間違いのない売却には大切だと思います。

休日の過ごし方

360日ぐらい会社に出ているので、貴重な休日は家族とともに過ごします。家でゆっくりしていることもあれば、ショッピングなどで出歩いたり。旅行も好きですが、このところはコロナ禍で行きたいけれど行けていませんね。

尊敬する人

トヨタ自動車の豊田章男社長です。好きな理由は、豊田社長が車の“味付け”をするマスタードライバーだから。社長さんがマスタードライバーの自動車会社ってないはずです。若い頃から車の運転が上手くなるため、自分なりに努力されたんでしょう。レーシングチームを私費で運営していたり、広い意味で自動車業界のことを考えていらっしゃる方です。次世代の車についても電化に偏ることなく、いろいろな選択肢を用意するなど、広い視野でものを考えることができるところにとても魅力を感じています。

座右の銘

「初心貫徹」です。思いをしっかりお客様にお伝えしないといけませんし、それを今後もずっと継続して進めていかないけん、というところを常に大事にしています。