株式会社ハウスゲートREAL ESTATE AGENCIES

大阪株式会社ハウスゲート

不動産業界に入ったきっかけは？

高校卒業後、コカ・コーラに就職しましたが、好きなバイクの仕事がしたくて3年で転職。ショップで整備や点検、タイヤや革つなぎなどの販売をしました。当時、僕は両親と妹の家族4人で2間風呂無しの文化住宅に住んでいたんですが、「自分の部屋が欲しいな、働いているんだから買えるんじゃないか？」と、チラシを見て不動産会社に行き、小さな3階建ての新築を買ったんです。

 

契約書など難しくてよく分からなかったんですが、家が出来てから辞書を使って読んでみると「なるほど、こういうことか！」と分かって。営業マンの服装や車を見て「めっちゃ儲かるんだな」というのもあったので「不動産をやってみよう」とバイクの仕事を辞め、1年間設備屋さんでアルバイトをしながら通信教育で宅建免許を取りました。それで面接を受けようと新聞の求人欄を見ていたら、シロアリ駆除の会社で「月収60万円」というのを見つけて行ってみたんです。「給料が高いから」という動機だったのですが、「うちで一番稼いでる子は1200万もっていく。元は梅田とかの橋に寝ころがってた子やで」という話を聞いて、「僕はこれ無理だ、その覚悟がまだないな」と思って。それで工務店に就職しました。

 

営業所をいくつか経験した頃に阪神大震災があって、2，3ヶ月すると「家を建てたい」と電話が鳴るようになりました。そこで訪問するとハウスメーカーが僕よりかなり高い見積を出していて、「なんでそんなにかかるの？人が困っている時に足元を見てあくどいな」という思いがありましたね。その後、「もっと家のことを勉強したい」と思うようになって建売業者に転職し、3年間、新築の販売をやって独立しました。独立当初は友人がやってた工務店のデスクを借りて営業を始めたのですが、なかなか思うようにいかず。「これじゃ食べていけない」という時に、友人の紹介で分譲地を売らせてもらうことになったんです。それがなかったら今頃どこかに勤めてたでしょうね。そこから次第に一人で出来ないキャパになり、一人、二人とスタッフが増えていきましたが、「ガラス張りでお客さんに不動産のことを提供していきたい、オープンでやっていきたい」という思いはずっと変わらずにありました。

株式会社ハウスゲートはどういう会社ですか？心がけていることは？

「ハウスゲート」はその名の通り、住まいについて開かれている“門”を意味しています。不動産に関するあらゆる問題の相談窓口でありたいと思い、「ガラス張りで情報を開示する」という事にこだわってお客様に対応してきました。それは売却に関しても同様で、一般の方でもインターネットで様々な情報を調べることができる状況の中、不動産のプロとして何ができるのかといえば、現実に則した話をすることです。実際に売れる相場のことはもちろん、高い査定額が出される仕組みや業者の考え方なども含め、赤裸々にご説明することがまず大前提。その上で色々な選択肢を提案して、ともに考え、お客様が最良の判断ができるよう寄り添っていくことが大切だと思っています。最終的にお客様に選んでいただくには「人」しかありません。そのため当社では話しやすい雰囲気をつくり、様々な質問に対しても速やかにお答えして、出来るだけお客様の不安を取り除けるよう心がけています。担当者のことを好きになって信頼してもらい「あなたがそこまで言うのなら、それで任せるわ」と言っていただけるところを目指しています。

 

売却のご相談には「売れないんじゃないか」とお悩みの方も多いのですが、手間のかかる物件やお金にならない物件も決して珍しいことではありません。2年、3年と時間のかかる案件もあります。他社さんから断られた物件でもまずお話を伺って難しい案件なのか、そうでないのか正直にお話しします。その上でお客様の希望があれば金額を出して「一度これで出してみますか」ということもあります。実際のところ不動産は市場に出ないとわからないので、こちらが「難しい」と思い込んでいるだけの可能性もあるからです。

 

また査定の結果、「売らずに貸したい」ということもあるのですが、当社は不動産に関わる様々な業務を行っているので、売却にとらわれない活用の提案ができる点も強みのひとつです。思い入れのある実家を売りたくないというケースであれば、リフォームして貸すという流れを当社がワンストップでやらせていただくことも可能です。お客様は様々な問題を抱えているので、それらを相談する中で、窓口は一つの方が楽だし安心できます。今後もさらに対応力を磨いて、あらゆることでお客様のお役に立てる人材、会社であるよう努めていきたいですね。

 

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

嬉しいことは、やはりお客様に喜んでいただけることですね。数千万円と高額な不動産の売買は、お客様の人生の中で何回もあるものではないので、そうした貴重な機会のお手伝いが出来て、お客様と同じように喜びが共有できるのは最高です。そのためにもお客様の満足度を上げていきたいと思っています。

 

印象に残っていることはたくさんあるのですが、ひとつは相続の案件でしょうか。お母さんがお持ちの不動産についてご長男さんから相談をいただき、「土地は売らずにアパートを建てる」「土地の半分を売却して、その資金でお母さんと一緒に住む家を建てる」などのプランをご提案。最終的にお母さんが施設に入ることになり、はっきり判断できるうちにお母さんに決めてもらう方向で話を進めていたところ、ご長男さんが急死してしまったんです。その後、相続に直接関係のないご長男さんの奥さんと妹さんが話に加わってきたため、一時は先行きを心配したのですが、幸いなことに2人とも話のできる方だったので、ご長男さんの遺志の通り、お母さんの判断に従うことで話がまとまりました。手続きなどもあり、２年がかりの対応でしたが喜んでいただけましたし、ご長男さんの思いを汲んで、ちゃんと完結させることが出来たことも嬉しかったですね。ご長男さんの墓前にきちんと報告が出来た時はとても安堵しました。強く印象に残っています。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

一括査定サイトの影響もあり、お客様を取り合うために、根拠のない高い査定額を提示するケースが増えています。たとえば相場が1000万円のところ、2000万円とありえない査定額を提示してくるような業者もいるので、お客様からすれば高い金額に惹かれてしまうのも無理はありません。ただ、実際は相場からかけ離れた金額で売れることはないので、「どう判断したらいいの？」という所をぜひご相談に来てほしいですね。

 

お客様は分からないことだらけだと思いますから、まず現実のところを誠実にお話させていただき、実際のデータをお伝えしたり、起こりえるケースを説明したりしながら、色々な選択肢をご提案します。その上でお客様がどう判断されるか。売りたい金額を最終的に決めるのはお客様ですが、たとえば「今、このエリアは需要に対して物件数が少ないので、売り出し価格をもう少し上乗せしてもいいかもしれません」といった判断の一助となる具体的なアドバイスもさせて頂きます。

 

「売れる、売れない」は、正直なところ売りだしてみないとわからないものです。売却時期をはっきりと決めていなかったり、売ろうかどうしようか迷っていたり、「どうせ売れないだろう」と諦めかけている物件のご相談にも喜んでお応えします。お客様に最適・最良の判断をしていただくための材料をふんだんに提供しながら、誠実に対応することをお約束します。

 

趣味・休日の過ごし方

バイクが好きなのでツーリングによく行きます。故郷高知のよさこい祭りには毎年行っていてエネルギーをもらっていますね。バイクは特にハーレーやSR400が気に入っています。映画鑑賞も好きで、リーサルウェポンやダイハードなどアクションもののシリーズは網羅しています。

尊敬する人

バイクにも関連しますが、本田宗一郎はすごいなと思います。自由な発想で色々なものを作って。ただ仕事や年齢に限らず、自分にできないことをできる人はみんな尊敬できます。

座右の銘

「人生いつまでも上がり坂」です。上っている時はしんどいから「どうしたら楽に登れるか」とか色々なことを考えますが、下る時はそこに降りていくという1点だけで新しい発想がでてきません。しんどい立場にいる時はまだ上ってる時だから、ああしよう、こうしよう新しいことを考える。「その状態で行く方がいいんじゃないの」ということを常に思っています。