オクニシ不動産情報センタREAL ESTATE AGENCIES

鳥取オクニシ不動産情報センタ

不動産業界に入ったきっかけは？

元々は縫製業を営んでいました。父が奈良で縫製会社をやっていて、岩美町に工場を作ったことから、私は工場長として昭和50年、24歳の時に鳥取へ参りました。５年後に別会社として独立し、以来、長いこと縫製一筋でやっていたのですが、だんだんと物足りなさを感じるようになり、「衣食住のうち何かもう1つやりたい」と考える中、思い至ったのが “住”の不動産業でした。子どもの頃、巻き尺をもってアパートを建てる土地を測量する父の手伝いをしていたことがあり、漠然と不動産業もいいなと思う気持ちがあったのかもしれません。

 

そこで平成元年、前向きに考えている経営者仲間の集まりで「衣食住をしたいから、来年から不動産業をするわ」と宣言。当初は妻に宅建の免許を取ってもらおうと頼んだのですが、なかなか勉強してくれないので私も受験することにして、3ヶ月間ほど独学で猛勉強したところ、見事夫婦そろって合格。宣言通り、平成2年から不動産業をスタートしました。とはいえ、その頃は縫製業が忙しく、従業員も100人近く勤務していただいておりましたから、二兎を追う者は一兎をも得ずになってはいけないと思い、あくまでも縫製業がメイン。不動産業の方は友人知人に頼まれればお手伝いすると言う形でやっていたので、分からないことは自分で調べたり、同業仲間に聞いたりしながら、じっくり経験を積むことが出来ましたね。

 

そうしてしばらくは2足のわらじで事業を営んでいたのですが、時代の流れで大手取引先が2年後に海外シフトすることになると先の見通しが立たない状況に…会社の人たちにすべてを伝えた上で、仕事がなくなる前に工場をたたみ、平成19年から不動産業1本でやっていくことになりました。とはいえ、それまで不動産の方の宣伝は何もしていませんでしたから、最初の1年はほとんどお客様が来ず、まったくの赤字。縫製の時の利益を充当しながら「1年間は辛抱」と思って、チラシを配ったりホームページを作ったり、皆さんに知ってもらうための活動をとにかく一生懸命やりました。おかげ様で、今では鳥取市内の多くの方に、オクニシを知っていただけていると自負しております。

オクニシ不動産情報センタはどういう会社ですか？心がけていることは？

縫製を手がけていた頃から、「安くて早くて良いものを出す」を基本にやってきました。不動産業でもそのベースは変わらず、お客様のために手間を惜しまず、一所懸命に仕事をするのがモットーです。「自分がお客様の立場になった場合、こうしてほしい」という所を常に考えて対応するよう心がけています。

 

ご相談いただく中には売れないように見える物件や、他社さんで門前払いされたという物件も多いのですが、私は喜んでお受けして「売れる手立て」を考えていきます。相続問題や空き家のお悩みなど一筋縄でいかないケースもありますので、お客様のためになることであれば不動産のことにとらわれず、できる限りのアドバイスをするよう努めています。特に力を入れているのが税金関係です。やはり、後にどのくらい税金がかかるのか不安に思われるお客様が多くいらっしゃるので、常に勉強しています。「譲渡所得の申告の仕方」「相続した物件を今度売却する時にかかる税金」「空き家の3000万円特別控除」なども必要に応じてお伝えしますから、ありがたいことに「他ではそういう話は教えてくれない」と喜んでいただいています。お客様の立場で、これらのアドバイスができることがオクニシの強みだと思っています。

 

「奥西さん、よくそこまでやるね」と言われることもありますが、私は昔から困っている人の力になりたいという思いがあって、儲けより、お客様のためになったらいいなという気持ちの方が強いんです。だから、お客様にとって選択肢があるなら、当社が儲かる儲からないは関係なくお伝えしますし、手間がかかることでもいとわずにお手伝いさせていただきます。もちろん査定についても、自社の儲けを優先した高い査定額ではなく、実際に売れるであろう適正な価格をお示ししますし、ご依頼いただいた際の媒介契約も専任にこだわることなく、少しでも早く売りたいということであれば、お客様の希望を最優先でお引き受けしています。

 

なにごとも裏表なく正直にやってきたことで、「オクニシに頼んで良かった」と言ってくれる方や、紹介してくれる方も多く、そこは自慢できるところだと思っています。これからもお客様に感謝の気持ちを持って、一生懸命やっていきたいですね。

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

うれしいのはやはりお客様に喜んでもらえた時ですね。「オクニシに来てよかった」と言っていただければ最高です。他社さんが敬遠するような物件をお引き受けすることが多い分、正直、手間はかかるのですが、お客様に喜んでいただけると思えばやりがいがあります。「仕事がちゃんとできて良かったな」と思えることや、自分の知識や経験をお客様のために生かせることも喜びになっています。そういう意味ではお客様の皆さんから感謝されてきたので、特になにか一つというよりも、これまで関わってきた仕事すべてが嬉しく、心に残っています。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

私どもにご依頼いただければ、お客様が不動産の売却に関してお困りになることがないよう、色々なアドバイスをしながら、少しでも高く売れるようにお手伝いさせていただきます。不動産の売却では、まずどこに聞けばいいのか分からないという事も多いと思いますが、相続や税金のことはもちろん、色々なお手続きなども、不動産に関することなら一通りのことは分かりますので、お困りごとの入り口として、まずご相談していただきたいですね。その上で専門家が必要な場合は、地元のつながりやネットワークを生かして、私が窓口となって出来る限りの対応をさせていただきます。

 

最近は県外のお客様からの売却相談も増えていますが、当社ではメールや電話でやり取りしたり、書類はゆうパックで送るなど、売主様に極力、手間がかからないよう進めています。一度はお越しいただくようにお願いしていますが、なるべくご負担がかからない形で全てお手伝いしますので、遠方のご売却もどうぞ安心してご相談ください。

 

「とにかくお客様のためになる仕事を」という思いがあります。どのような物件でも手間をいとわず、不動産の売却に関するすべての面で、お客様に喜んでいただけるよう一生懸命に対応させていただくことをお約束します。

 

趣味・休日の過ごし方

定休日の水曜も物件の調査に出かけたり、何かしら仕事をしたりしているので、完全に休むのは盆と正月ぐらい。仕事が趣味のようになっています。最近、楽しみにしているのは、近所の方が散歩の途中に犬を連れてきてくれることです。数年前に愛犬を亡くして寂しく思っていたので、触れ合えるのは癒しの時間ですね。いつもおやつを用意して、立ち寄ってくれるのを心待ちにしています。

尊敬する人

父は一所懸命働き、努力して会社を大きくしてきました。やはり育ててくれた両親を尊敬しています。

座右の銘

「プラス思考で考える」ことです。若い時にナポレオン・ヒルの著書「成功哲学」を読んで影響を受け、プラス思考に考えたら目標や夢は必ず叶う、という気持ちでやってきましたし、今もその気持ちは変わりません。困ったことがあってもすぐに気持ちを切り替えて、常にポジティブでいるようにしています。