株式会社エムズリビングREAL ESTATE AGENCIES
神奈川株式会社エムズリビング
不動産業界に入ったきっかけは?
大学卒業後、東京の大森にある建材の商社に就職しました。5年ほど働いた頃、会社を経営していた父から戻るように言われ、29歳の時に退職。3つ会社をやっていたのでまず鶴見にある鉄工所に入社したのですが、その8ヶ月後に父が急逝し、いきなり私が鉄工所と半導体部品の商社、不動産会社と3社の代表を務めることになりました。3社とも創業したのは祖父で、戦前に沖縄から出てきて酒屋の丁稚や旋盤工などをしながら戦後に起業し、以来60年鶴見に根付いてやってきて私で3代目になります。後を継いだ当時は借金が5億円ぐらいあって大変でしたが、社員もいるので何とか会社をつぶさないようにと頑張り、15年かけて借金を返済。それと前後して鉄工所と商社をそれぞれ入社していた2人の弟に譲り、私は不動産業に専念することにしました。
そこで改めて周りを見てみると、昔ながらの街の不動産屋が減っている状況で、「このままでは生き残れない」と痛感。なにか新しいことをやらなくてはと10年ほど前から居抜き店舗の仲介というのを始め、他の不動産の仕事もあわせてやっていく中で相続の相談というのも増えていったんです。私は祖父、父と2度の相続に加え、会社の相続も経験しているので、その時の経験をお話したりアドバイスできることをお伝えしたりしていたのですが、次第に弁護士や税理士、司法書士といった士業の先生やさまざまな建築関係の方とのつながりが出来ていったことから、相続のご相談に力を入れるようになりました。
もともと、私が鉄工所を継ぐつもりで修行の意味もあって建材屋さんに入社したので、昔は不動産業をやるとは考えてもいませんでしたが、20年の経験を積んできた今は不動産業を選んで良かったと思っていますし、人生の大事な場面に立ち会える仕事に喜びとやりがいも感じています。会社を継いだ時から地元で長く続けてこられたのは父が亡くなった時も含め、周りの方々に助けていただいたおかげだと思っているので、関わる人たちが豊かになる仕事をして地元に貢献したいという気持ちでやってきました。
株式会社エムズリビングはどういう会社ですか?心がけていることは?
「三方よし」という近江商人の商売哲学がありますが、私は「五方よし」という言葉で自分の営業スタイルを表しています。これは売却するお客様と購入するお客様、そして関わる専門家の方々、建築関係の方々と当社を表したもの。お取引に関わる方すべてにとってWin-Winになるような仕事を何より心がけています。
最近、増えている相続の相談ではまずじっくりお話を伺って、お客様のご意向をしっかりお聞きした上で着手するようにしています。大手不動産会社では、高値を提示してすぐ契約に持ち込もうとするパターンも多いのですが、二次相続が起きる場合もありますし、相談者様のご希望と相続させる親御さんの思惑が異なることも珍しくないため、きちんと確認しながら進めることが大切です。積極的に間に入ってお話をして最善のご提案をすることはもちろん、繋がりのある士業の先生と連携して、物件の売却だけでなくお悩みについてもワンストップで解決できるようお手伝いしています。
「もう少し年を取ってから考えよう」という方も多いのですが、いざご相談いただいた時にはすでに相続税がかかることが決まっている状態で、何も手が打てないことも数なくありません。また相続税の心配がないという方でも兄弟でどう分けるかだったり、資産を売却して施設に入る場合にアルツハイマーや認知症になり、ご自身で売却できないというケースも出てきていますから、事前に家族で話し合ってどうするか決めておくことをお勧めしています。相続は知らないと損をしてしまうことが多く、情報だけでも早くつかんでもらった方が選択肢も広がりますから、少しでも心配なことがあれば早めにご相談いただきたいですね。たとえば売らずに貸したり、生前贈与することでメリットが出るパターンがあったり色々なやり方がありますから、総合的に判断してお客様に一番メリットのあるご提案が出来るものと自負しています。
私自身これまで色々な経験をしてきましたが、今もまだ勉強中です。ご相談を受けていく中で先々売却となった時にご依頼いただければ嬉しいですが、ご相談だけでも私自身の勉強になると思っているので、どんなことでも気軽に頼っていただけると嬉しいです。お客様の不安やお悩みに丁寧に向き合って、お力になれるよう努めていきたいと思います。
不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは?
お客様から「森松さんに頼んでよかった!」と言っていただけるのがとても嬉しく、何より励みになります。実はうちにいる事務員さんが元は私が案内した賃貸のお客さんで、スタッフ募集を見て「あの会社だったら」ということで来てくれました。お客様から別のお客様を紹介いただけることも多く、そうしたこともとてもありがたいですね。
最近印象に残っているのは、あるマンションの売却です。3ヶ月くらい買い付けの話がなかったのですが、潮目が変わって3件ほど立て続けに「買いたい」というお話が入り、最終的にお客様が希望していた価格よりかなり高い値段で売却することができ、ものすごく喜んでいただけました。またある戸建では土地を掘り起こしたら中から水道管が出てきてしまい、こうした場合、撤去にかなりの費用がかかるのですが、当社で専門業者を手配し、価格を下げずに売却できたことでとても感謝されました。私は少しでも高く売るため、余計な費用がかからないようにするために、あの手この手を考えるのが得意です。決まったやり方だけではなく、なにかプラスになるものはないか、いつも情報を探して勉強もしているので、それがお客様のお役に立てられた時も嬉しいですね。
売却を検討されているお客様へのメッセージ
売却を検討する場合、不動産会社は一社だけではなく複数の会社に相談することをお勧めします。そして、本当に親身になってやってくれるかを確認してみてください。不動産会社によっては、媒介契約書にハンコを押すまで帰らないなど強引なやり方をするところもありますから、お客様本位ではない会社はお断りして、きちんと話を聞いてくれる会社を選ぶのが成功の秘訣です。
当社は鶴見で60年営業している不動産会社で、一件一件の相談を丁寧にやりながら、お困りごとの解決に努めてきました。不動産にまつわるどのようなこともお手伝いさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
趣味・休日の過ごし方
休日は買い物に行ったり映画を見ることが多いです。まとまった休みが取れた時は旅行に行っています。世界遺産を訪れるのが好きで、先日も群馬県の富岡製糸場を見学してきました。海外ではイタリア・ローマの世界遺産が素晴らしく、とても感動しました。イタリアには世界遺産がたくさんあるので、長期の休みが取れればまた訪れたいですね。
尊敬する人
今の仕事の礎を築いてくれた祖父と父は常にリスペクトしています。小さい頃、祖父からよく苦労話を聞きましたし、親交のある方々からも祖父のエピソードを聞かされてきました。ワンマンな昔気質の社長だった祖父は私とはタイプが違いますが、ビジネスの発想や価値の生み出し方、誰も思いつかなかったことを始める独創的なところにはすごく刺激を受けています。
座右の銘
「五方よし」です。会社員をしている時もお客様にメリットがあることを考えているばかりに、上司から「もう少し会社のことを考えろ」とよく言われていました。自分だけがというのではなく、みんながWin-Winになるというスタイルを大事にしたいですね。
会社概要OUTLINE
商号 | 株式会社エムズリビング |
免許番号 | 神奈川県知事免許(15)第3620号 |
会員 | (公社)神奈川県宅地建物取引業協会会員 (公社)首都圏不動産公正取引協議会加盟 (公社)全国宅地建物取引業保証協会 |
事業代表者名 | 森松 長裕 |
所在地 | 〒230-0062 神奈川県横浜市鶴見区豊岡町27-20 |
設立 | 昭和45年3月 |
ホームページURL | https://msliving-yokohama.com/ |
TEL | 045-581-2354 |
FAX | 045-581-2352 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土日・祝祭日 |
スタッフ紹介STAFF
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代表取締役社長
森松 長裕