株式会社PRAGREAL ESTATE AGENCIES

兵庫株式会社PRAG

不動産業界に入ったきっかけは？

10代の頃、ミュージシャンになりたくてバンドをやっていたのですが、20歳を過ぎて就職を決意。たまたま見つけた資格の学校に１年通って宅建に合格したことから、同業の父の勧めもあって大手不動産会社に就職しました。当時はノルマがきつく上司も厳しかったので、お客様への接し方は自分の意思というより、「こうしろ」「ああ言え」と言われて動いている感じでした。お客様はどんどん来るのである程度の売上は上がっていましたが、私はもともとマイペースなので、もう少しゆっくりお客様に向き合いたいと思うようになって。9年勤めたところで別の不動産会社に転職し、そこで5年ほど経験を積んだ後、PRAGに移りました。

 

きっかけは広告代理店出身の代表、野口から「不動産部門を立ち上げるから一緒にやろう」と誘われたことです。不動産にどっぷり浸かっていると発想が限られてしまいますが、まったく関係ない人とやるなら新しい不動産の形が作れるかもしれないと感銘を受け、参画を決めたわけです。最初の2～3ヶ月は苦労しましたが、前職からの流れでご紹介のお客様からお取引を任せていただくことが多く、比較的順調にやってこれたと感じています。

 

現在は取締役として不動産部門の代表を務める立場になり、以前にもまして地域密着にこだわりたい気持ちが強くなりました。PRAGは不動産部門だけでなくカフェなども経営しているので、宝塚に根付いていくことで地域の方に気軽に頼ってもらえるようになりたいです。「宝塚で不動産の相談をするならPRAGだよね」と言っていただける会社を目指していきたいと思います。

株式会社PRAGはどういう会社ですか？心がけていることは？

社名の『PRAG』には、「ヒト」と「空間」をつないで刺激ある暮らしを着火させ、新しいライフスタイルを提案したいという思いが込められています。ですから不動産の売却についても大手さんとはひと味違う対応にこだわって、お客様の生活環境や将来大事にしたいことを一緒に考えながら、最適解を導き出すことに重点を置いています。単に「いい不動産ですね、じゃあ売りましょう」ではなく、一人ひとりのお客様のご事情、将来設計、そして願いなどをお聞きし、他の不動産会社とは違う具体的なご提案ができるものと自負しています。また不動産の価値を高めるための手法として、リフォームやリノベーションまでワンストップで出来ることも強みのひとつ。希望にあふれる次の買主様へ責任をもって物件の橋渡しをさせていただきます。

 

最近はAI査定なども増え、およその金額はお客様ご自身でも簡単に調べられます。でも本当にその金額が合っているのか、その金額で売った後の生活はどうなるのか、といったところまで提案できるのが不動産会社だと思うんですね。当社では査定額を提示して根拠をご説明するだけでなく、お話を伺った上で「今売るべきです」とお勧めすることもあれば、売る時期じゃない場合も包み隠さずお話しています。一方、場合によっては「大手さんで売却したい方は行ってください」とお伝えすることも。高く売れることももちろん大事ですが、最終的に大事なのは「人」だと思うので、私を信頼して任せてくださるお客様にじっくり向き合いたいんです。もし大手さんに行かれて「本当に大丈夫かな？」とご心配があれば、気軽に来てもらえたらといいと思います。私も以前は大手に勤めていたので良い所も悪い所も分かった上で、お客様に合ったアドバイスをさせていただきます。出来るだけお力になれるよう努めたいですね。

 

ご相談の中には”相続でもめている”、”再建築できない”、”住宅ローンの支払いが厳しい“など難しい案件もありますが、そうしたご相談ほどチャレンジ精神が掻き立てられます。お客様は恥じらいを捨てて事情を全てさらけ出してくださるわけですから、間違った提案は絶対に出来ない責任がありますし、必ず良い方向へ導かせることが私の使命だと思うからです。時にはあまりお金にならない物件もありますが、私は頼ってきてくれる人を無下にはできない性格ですし、ご紹介のお客様も多いので、「小さい案件だからやりません」ということは絶対ありません。信頼を大事にすることで後につながることもありますから、目先のことにとらわれず対応をしていきたいと思っています。

不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは？

嬉しいのはご依頼いただいたお取引が成立した時です。お客様から「ありがとう」の言葉をいただくことで、厳しい業界の中で頑張っていられると思っています。またお客様からご紹介をいただくことも、この仕事をしていて嬉しいことの一つです。

 

特に印象に残ってるのは、新人時代の初契約です。当時の私は入社したばかりで何も分からない状態。厳しい上司の下で毎日怒られながらお客様をご案内していたのですが、分からないながら一生懸命ご案内をしていたらあるお客様と人間関係が作れて、新築戸建てを購入いただくことになったんです。その契約が終わり、お客様をお見送りする時に「駒田さんが担当じゃなければ買わなかったです」と言っていただき感無量…自然と涙があふれ、泣きながら頭を下げていたのですが、ふと隣を見ると上司も泣いていて。お客様が見えなくなった後、抱き合って喜んだことは一番の思い出です。それから年月を重ねてきた今も初契約の時の気持ちを忘れず、お客様と接するよう心がけています。

売却を検討されているお客様へのメッセージ

売却に関する知識をお客様自身がインターネットで勉強したり、ワンクリックでAI査定もできる時代ですが、全てが正しいと思い込まず、確認の意味でも当社をフル活用してください。物件の価値中心ではなく、お客様の状況や今後の暮らし方を考慮しながらより良いご提案をすることに努め、納得いただいた上で売却を進めることをお約束します。必要に応じて当社のライフプランナーと一緒にライフプランのご提案をすることもできますから、ぜひ頼ってほしいですね。

 

不動産取引で大事なのはやはり「人」です。信頼できるパートナーを見つけてほしいと思います。ちょっとしたことでも大丈夫なので、まずは私に何でも聞いてみてください。最終的にご依頼には至らなくても、親身に対応させていただきます。

趣味・休日の過ごし方

趣味は野球観戦です。阪神タイガースファンなので、休みの日はほぼ甲子園にいます。妻もタイガース好きなので、子どもにユニフォームを着せて家族で観戦を楽しんでいます。音楽も大好きで、中でもロックなどガチャガチャした音楽が好みです。

尊敬する人

父親です。父が不動産に携わっていたからこの業界に入ったので感謝しています。不安定な不動産の仕事をしながら私と弟の2人を育てるのは、大変な苦労があったはず。自分が父親になってそのことを痛感しています。

座右の銘

「挨拶にスランプなし」です。これは私が一番好きなものまね芸人「松村邦洋」さんの言葉で、”仕事に出来不出来はあっても、挨拶に出来不出来はない”という意味です。第一印象が決まるところだと思うので、しっかりした挨拶を心がけています。