グリーン不動産株式会社REAL ESTATE AGENCIES
東京グリーン不動産株式会社
不動産業界に入ったきっかけは?
平成元年から不動産業に携わっています。就職活動していた当時はバブル経済が終わりかけの頃で、証券業界か不動産業界かで迷っていたのですが、人にとって欠かすことのできない衣・食・住の中の「住」を選択。人生のうち数回あるかないかの大事な決断をするお手伝いがしたいと思い、不動産業界に入る決心をしました。
最初は大手のデベロッパーで新築マンションの営業に従事しました。モデルルームでお客様の接客をするのですが、初めてマンションを購入する方が多く、私も若かったものですから自分が購入するような気持ちで対応し、お客様とともに成長させていただいたと思います。6年ほど勤め、その後は店舗開発やテナント仲介、法人仲介、個人仲介、不動産の仕入れなど幅広い業務を経験してきました。その中で実需の仲介…ご自分がお住まいになる家を購入するお客様の仲介が、私には一番向いていると思いました。
グリーン不動産へはあるきっかけからお世話になることになりました。若いながらも相続に強い会社でしたから、不動産部の責任者として相続案件を中心とした売却を手掛け、令和6年、取締役社長に就任しました。とはいえ、立場が変わってもお客様への向き合い方は、イチ営業であった時と全く変わっていません。私は元々ガツガツしたり、追い込んでしまうようなやり方が嫌いなので、お客様の立場に立って話をするというところを今後も大事にしていきたいと思っています。
グリーン不動産はどういう会社ですか?心がけていることは?
相続案件を多数扱っており、杉並、中野、武蔵野エリアだけでなく、地方の不動産にも対応できることが特徴です。大手の不動産仲介会社では都心の物件しか扱ってくれないケースもあり、都心と地方に相続不動産をお持ちで困っているお客様もいらっしゃいます。会社の利益を考えれば都心の物件だけ扱う方がいいのかもしれませんが、当社では「場所の遠い近い」「価格の高い安い」に関わらず、どのような物件でも扱うという方針です。お客様の立場で考えることを心がけています。
相続案件は発生後のご相談が多いため、士業の先生と業務提携を結び、相続税や相続登記の問題、相続人さん同士の話し合いなどにも対応しています。時には物件に残っている荷物の問題なども出てきますが、当社には荷物の整理を行うグループ会社があることも強みのひとつ。相続にまつわるどのようなお困りごとにもワンストップで対応できるものと自負しています。不動産の売却は様々な手続きを行った最後になる場合が多いので、長いお付き合いの中できめ細やかなサポートができるように努めています。
物件の査定は、過去の成約事例と現在の売り出し物件の価格を見ていくのですが、最近は双方の乖離が激しく、半年前の成約価格と売りに出ている物件価格を確認すると今の方が少し高くなっているので、難しいさじ加減が必要になります。高い査定額を出せば、お客様はその瞬間は嬉しいかもしれませんが、最終的に売れなければ困ってしまうわけですから、気を付けて査定を行い、適正価格をお示しするようにしています。お客様が高い価格を希望される場合は、「物件への思いは分かりますが、実際はなかなかそう高くはなりません」というところを根気強くお話させていただき、その上でチャレンジされる場合は、まずご希望の価格で販売を開始し、様子を見ながら相談しましょうとお伝えしています。
私自身が営業として動いていた時は、人より1件でも多く訪問するとか、同僚が帰った後にもう少し頑張ろうと心がけていました。ノルマが厳しく強い営業をする会社もありましたが、そうしたやり方は嫌いなので、今はメンバーそれぞれのやり方でやらせてあげたいと思っています。会社である以上、目標の数字はありますが、数字のために動くのではなく、お客様あっての仕事だというところを大事にして、これからもお客様第一を貫いていきたいと思っています。
不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは?
一番うれしいのはリピートしていただくことですね。複数回のリピートはもちろん、なんらかの理由で売却が延期され、数年後に再度ご来店いただけるのも最高の気分です。お客様に満足していただけたからこそのリピートや再依頼だと思うので、自分がやってきたことが間違っていなかった証にも思えて励みになります。
最近で印象に残っているのは、ある相続案件です。相続されてすぐに物件の査定をさせていただいたものの、実際の売却活動は1年半後になったのです。その間、都心部を中心に不動産価格は値上がりしていたのですが、お預かりしたのは郊外の物件で、1年半の間に15%ほど下がっていました。売主様は都市部にお住まいだったため郊外の価格下落がなかなかご理解いただけず、私たちは不信感を持たれてしまうことに。一時は媒介契約解消の話も出ましたが、次の訪問時に成約事例や近隣業者へのヒアリング調査内容などの資料をお見せしながらじっくりご説明した上で、「ご納得いただけないのなら契約を破棄して、他社さんに依頼されても仕方ありません」とお伝えしたわけです。すると1週間後「御社にお任せします」と連絡があり、それから2ヶ月ほどで当社の顧客と無事、売買成約となりました。最後に「大変お世話になり、ありがとうございました」と仰っていただいたことが深く心に残っています。売主様が他社とどんな話をされたか分かりませんが、当社が現実の価格を正直にお伝えしたことが良い結果につながったと思っています。お客様にとって耳障りな内容であっても、本当のところを正確に伝えることの大切さを再認識した案件でした。
売却を検討されているお客様へのメッセージ
不動産の売却には色々なご事情があり、通常の売却だけでなく、相続された不動産で、中にはご自身で一度も現地に行ったことがないようなケースもあると思います。大切な資産である不動産をどのようにするかは重要なことで、売るだけでなく、有効活用した方がいい場合もあります。その方法を知るために、まず所有されている不動産の価値を知っていただきたいと思います。売った場合はいくらくらいになるのか、貸した場合の賃料はどのくらいなのか…情報をつかんでもらった方が選択肢が広がりますから、相続前でも、いつになるか分からないという段階でも大丈夫です。少しでも心配なことがあれば、ぜひ早めにご相談いただきたいですね。
趣味・休日の過ごし方
以前はゴルフやテニスを楽しんでいましたが、最近はTV等でのスポーツ観戦を楽しんでいます。よく見るのは野球と格闘技で、自分の分身のつもりで応援しています。休日は録画したドラマ鑑賞やスポーツ観戦でのんびり過ごして、夜は家族と食事に出かけるという1日がほとんど。有意義な休日だと思い込むようにしています(笑)。
尊敬する人
サッカーの三浦和良選手を尊敬しています。三浦選手は私より4歳年下ですが、今も現役でプレーしているのは本当にすごいこと。実は、私も学生時代サッカーをやっていたので、その偉大さがよくわかります。周りから色々言われることもありながら自分を信じて信念を貫く姿勢は、年下ながら尊敬に値します。
座右の銘
「考えるだけじゃダメだ、考えて前に進め」 私自身、窮地に立った時に勇気づけられる言葉です。考え込んで止まってしまうのが一番よくないことで、苦しくても1歩でも、1センチでも前に進むことが大事だと思います。若い頃からこの言葉が好きで、実に心理をついていると思っています。
会社概要OUTLINE
商号 | グリーン不動産株式会社 |
免許番号 | 東京都知事(1)第106392号 |
会員 | (公社)東京都宅地建物取引業協会 (公社)首都圏不動産公正取引協議会加盟 |
事業代表者名 | 黒田 和男 |
所在地 | 〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北4丁目9-21 シティハイツ阿佐ヶ谷1F |
ホームページURL | https://www.green-re.jp/ |
TEL | 03-5356-1521 |
FAX | 03-5356-1522 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 毎週水曜日・年末年始・夏季 |
スタッフ紹介STAFF
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取締役社長
黒田 和男