売却理由は正直に言わないといけないのでしょうか?
離婚することになり自宅の売却を考えているのですが、不動産会社に売却理由を言わないといけませんか。また見学に来た人に聞かれた場合も本当のことを言わないといけないのでしょうか。恥ずかしくて人に言いづらく、言ったら売れなくなりそうなことも心配です。
回答
このご時世という事もあってそういったご相談は正直、少なくないんですが、気持ち的な所もあるとは思うんですけど、不動産業者には話していただきたいです。話していただいた方が後々、売却をするにしても間違いなくデメリットにはならないと思います。売却するということですので、ローンが今あるのかどうかってなった時に「じゃあ、その残債をどうするのか」っていうことも話に出てきますので、ちょっと恥ずかしいという所はあるかもしれませんが、理由はお伝えいただきたいです。当然、守秘義務がありますので回りの方に言いふらすことは間違いなくございませんので、そこは信用していただければと思います。
内見に来てくれた方に正直に話さなきゃいけないのか、話したことについてマイナスになるのではというご心配についてですが、今回のように離婚するということであれば、正直に「離婚します」なんて言う方はまずいらっしゃらないので、仮に聞かれた場合は、たとえば「ちょっとライフプランの変更で…」とざっくりとした所でお答えいただいても何ら問題はないと思います。離婚するということが告知義務、よく聞くと思いますが、告知義務にはまず当たらないと思います。ただ告知義務でどうしても伝えなければいけないことが法的にありますので、たとえば建物の設備に関する所とか、たとえば近所のこととか、近隣トラブルとか…そういった所については隠していれば後々、告知義務違反ということでトラブルになりますので、売却理由として当然お話をしていただかないといけないという所になります。
ですので、内容によってお話をしなきゃいけない部分、しなくてもいい部分ていうのは出てくると思います。そういった意味でも不動産業者には正直にお話していただいて、「これは言わなきゃいけないことですよ」「これはまず告知する必要はありませんよ」とアドバイスしてくださると思いますので、まずは信用してご相談していただくのが間違いないと思います。