家を売る時、買取保証はあった方がいいの?
不動産屋さんで「下取り制度」とか「買取保証」というのをやっているところがありますが、これを利用した場合は普通に売れるより金額は下がるんでしょうか? 売れなかった時のことを考えて、こういう保証制度をやっている不動産会社に売却を頼む方がいいんですか?
回答
・「下取り制度」「買い取り制度」とは?
不動産も車と同じで、下取りであったり、買取サービスはあります。買取保証というのは、市場に不動産を売りに出したときに売れ残ってしまった場合に、最終的にその不動産会社に買い取ってもらう保険的な意味合いのサービスです。下取りも同じです。このようなサービスがあると安心感を持たれることが多いと思いますが、果たしてそれで良いのか?悪いのか?
・値段は下がってしまうもの?
一般的に最初の質問であった金額が下がるのかっていうところですが、「下がる」と断言しても良いと思います。買い取った不動産会社も、市場の値段に合わせて販売をする必要があるので、差額で利益を上げるために、どうしても低い金額で買わないといけなくなります。これは仕方がないことなので、やはり「買い取り」であったり「下取り」の場合はどうしても金額は下がってしまいます。
値段が下がってしまうのにそれを提案するというのもおかしい気がしますが、例えば売却をするまでの期限が決まっていて、いついつまでに売却して現金にしてしまわないといけないという事情がある場合には、期限までにもし売れなかったときは、このようなサービスを使って、この金額でどこどこの不動産屋が「買いますよ」という保険をかけてもらえると、やっぱり安心感はあると思います。
・気をつけなきゃいけない点はありますか?
注意しないといけない点としては、この買い取り保証であったり、下取りという話を初対面であったり、まだ関係性がその業者さんと売りたいと思われてるお客さんの間で関係性ができていないときに、こういう話題を持ちかけてくるような会社。これはもう下取りをする、買取をするのが目的で、今売りたいと思っているお客様のところに来ている可能性が非常に高いので、少し注意された方がいいんじゃないかなと思います。ケースによって違うと思うので、一概には言えませんが、参考にして頂けたらと思います。