共有名義の不動産、売却が進まない場合は?
共有名義の家を売りたいけど話が進みません。両親の残した実家が兄と私の共有名義になっており現在は空き家になっています。私は早く売却したいと考えていますが兄はあまり乗り気ではなく、話が進まないまま数年が経ってしまいました。共有名義のままでは勝手に売却できないと聞いたのですが、どうすれば売却に向けて動き出せるのでしょうか?話し合いが難しい場合の対処法などあれば教えてください。
回答
共有名義の不動産はお一人の判断だけでは進めづらく、どうしても話し合いが止まってしまうことがあります。
特にご両親が残された大切なご実家であれば、『売る・売らない』の判断には気持ちの整理も必要ですし兄弟間で意見が異なるのはある意味とても自然なことだと思います。ただ、そのまま月日が経つほど維持の負担や近隣への配慮などは大きくなっていきます。少しずつでも動き出すための整理方法についてお伝えしたいと思います。
まず、取り組みやすいのは、状況を事実ベースで共有してみることです。今、いくらで売れる可能性があるのか。空き家のまま維持するとどれくらい出費が続くのか。数字が見えるだけで気持ちが前に進むことがあると思います
また、売却以外の選択肢を一緒に考えるという方法もあると思います。売却以外の選択肢では、賃貸に出す・どちらかが住む・持ち分を整理するとか出口は一つではなく柔軟に選べるものです。手放すかどうかの二択にしてしまうと、話が止まってしまいますので、選択肢を広げることが大切です。もしも感情面での行き違いが大きくなってきたら、専門家を頼ることも前向きな一歩だと思います。相続や共有不動産に詳しい第三者が入ることで、ご家族だけでは難しかった調整がスムーズになることは少なくありません。
先ほども触れましたが空き家は時間とともに価値が下がり、負担が増してしまう側面があります。だからこそ、今後どうしていくのがいいのか、ご家族にとって最善なのか、一度立ち止まって整理してみてください。大切な資産だからこそ、充分な情報を集め、冷静に比較検討しながら、納得できる形で進めていただくことが大切です。複数の視点を持ち、信頼できる専門家にも相談しながら、ご家族にとって良い落としどころを探してみてください。



