I’s不動産株式会社REAL ESTATE AGENCIES
和歌山I’s不動産株式会社
不動産業界に入ったきっかけは?
もともとホテルマンとしてサービス業に携わっていたのですが、結婚を機に転職することになり、住宅販売の会社に入社したのがきっかけです。転職するならやったことのない営業職を、やるなら一番大きなものを売る営業がしたいと考えてのことでした。
住宅営業時代は当然ながらノルマがあり、夜遅くまで働くのはもちろん、21時にお客様のところに訪問するのも当たり前で、売上のこともかなり意識していました。ただ、そんな中でもホテルマン時代に培ったホスピタリティの精神がベースにあって、話し方や態度、ふるまいを丁寧に、ということは大事にしていました。「住宅営業にそんなナヨナヨしたしゃべり方は必要ない」と注意を受けることもありましたが、相手は世の中で一番高価な買い物をしてくれるお客様です。「最上級の接客や心遣いをするのは当然なのにおかしいなぁ」という違和感をずっと持っていましたね。
10年ほど勤めたところで、その会社が倒産。それを機に独立し、I’s不動産を立ち上げました。住宅営業で土地のことから建物のことまで一通りは分かっていたので、とにかくお客様が納得して満足してくれる仕事をしようという思いがありました。おかげ様で開業後はスムーズで、新たなお付き合いをいただけたこともあり、「こんなに簡単に行くものか」と言う思いがしたものです。幸い、これまでお客様とのトラブルや揉め事もなくやれていますので、そこは自慢できるところかなと思っています。
I’s不動産はどういう会社ですか?心がけていることは?
本当にお客様にとって一番いいと思うものを、自信を持ってお勧めすることにこだわっています。お客様のご希望やお悩みを十分に聞いて、目先のことだけでなくトータルで考えたベストなご提案を出来ることが当社の強みです。
売却のご相談では、まず相場についてしっかりご説明します。不動産には実際に売れる価格があり、そこからかけ離れた金額で売れることはないので、査定額の根拠などもお伝えしながら、状況に合わせたご提案をしています。最終的に売り出す価格を決めるのはお客様ですから、相場を理解した上で判断していただけるよう、「相場の倍では売れないですよ」「このエリアなら相場価格に少し足して出してみましょう」といった具体的なアドバイスもさせていただきます。売る側は高く売りたい、買う側は安く買いたいですから、どちらが得をするということでなく、公正な取引がお手伝いできるよう努めています。
最近は空き家でお困りの方が多く、私は宅建協会で空き家対策の役をさせてもらっていることもあり、「どうにか処分したい」というご相談をいただいて対応する機会が増えています。お金にならない物件や手間のかかる物件が多いので、ほぼボランティアのようなものですが、何とかしないとその方がずっと苦しんでしまうので「出来るだけのことをしたい」という気持ちがあるんですよね。時間がかかって売却が難しい物件でも、「売ろうとしていますよ」「扱い続けますよ」と私が関わり続けることが困っている方の救いになると思いますし、そうした中で、近隣の方に無償で引き取ってもらうなど、何とか出口を見つけるという事に取り組んでいます。
また売却を検討する中で、「貸すのはどうか?」ということもありますが、その場合は賃貸オーナーになるので、貸すリスクのこともきちんとご説明します。その上で賃貸に出すという事であれば、リフォームが必要になることなど具体的なお話もさせていただきます。弊社では賃貸を扱っていないので業者をご紹介することになりますが、お客様にとってベストなご提案はしたいと思っています。
不動産の仕事ってその時はお金にならなくても、新しいお客様とつながったり色々な経験をすることが、いずれまた生きてくるというか、最終どこかで必ずつながるんです。そう考えると無駄な仕事というのはひとつもないので、これからもお客様からのご相談に真摯に向き合っていきたいですね。
不動産業をやっていてうれしいことや特に印象に残っていることは?
うれしいのは、やはり「売却が実現してお客様に喜んでいただけること」この一点に尽きますね。不動産というのはお客様にとって大切な資産であり、時に重荷にもなる大きなものですから、それを扱わせていただけるのは責任のある仕事でもあり、やりがいを感じます。売主様、買主様の双方が納得され、喜んで、またそれを活用してもらえる…そのお手伝いができるのはとても楽しいことです。
最近、一番印象に残っているのは、ある老夫婦のエピソードです。新興住宅地に建っている築十数年の戸建てにお住まいでしたが、奥様の足が悪くなったため売却して、できるだけフラットなところに引っ越したいというご相談がありました。ご夫婦はすでに中古物件を購入していたのですが、今の住まいを売却してローンの残債を消さないと新居には移れません。他社に頼んで売りに出したが売れなかった、ということで当社に来られたわけです。売却希望価格をお伺いしたところ相場からすると少し高めだったのですが、その金額で売れてもおかしくないハウスメーカーさんのいい家だったので「高すぎると思わずチャレンジしてみましょう」ということで販売活動をスタート。その結果、出した通りの金額で売却でき、残債が消えただけでなく、新居のリフォーム費用まで賄うことができたんです。「よく売ってくれました!」と非常に喜んでいただけましたし、私もご提案した通りに売れてとても嬉しかったですね。
売却を検討されているお客様へのメッセージ
不要な財産は売却して今のことに有益に使う、これが一番いいと私は思います。ただ、不動産にはどんな物件であっても絶対に適正な価格があるものです。時には思ったような値段がつかないこともありますが、なんとか売却できるようお手伝いするのが不動産業です。売って損した、買って損したということなく、公正で公平な取引をすることを心がけ、結果お客様のためになるよう誠意をもって対応させていただきます。
空き家問題についても和歌山県はよく話題になる土地柄で、売却が本当に大変な物件が少なくありません。これはなんとかしていかなければいけない問題で、私たちの使命とも言えます。同じような問題意識や志を持った同業者とともに、時にはボランティアであっても不動産に関わることなら、どんなことでもやっていこうと思っています。不動産のお困りごとがありましたら、どんなことでも相談してみてください。じっくりお話を伺って、お客様にとってベストな提案をすることをお約束します。
趣味・休日の過ごし方
趣味はゴルフです。ゴルフ歴20年になります。あとは旅行とバイク。愛車のBMW・S1000RRでツーリングに出かけます。
休日の過ごし方
私は“Scott”として、地元BananaFM(エフエム和歌山・87.7MHz)で2つのラジオ番組のパーソナリティを担当しているんです。毎週水曜19時〜21時「ゴルフの鉄人」と毎週金曜17時〜19時「Bananaドライビングミュージック」、週に4時間、趣味のように続けているので、休みの日は「何を話そうかな」と番組のことを考えたりしています。
尊敬する人
面接だったら落とされてしまうかもしれませんが両親です。有名な誰かというのはいないのですが、新しいことを考えたりする人はすごいなと思います。
座右の銘
座右の銘ではありませんが、好きな言葉に「廻り道でも道は道」というものがあります。これはショーケンの歌「ぐでんぐでん」の歌詞の一節です。私は廻り道でも「面倒くさい」とは思わないタイプで、その道を行くには何か理由があると考えるんですね。だから最短を目指したり効率を考えるより、目の前のことをコツコツ頑張るようにしています。
会社概要OUTLINE
商号 | I’s不動産株式会社 |
免許番号 | 和歌山県知事免許(2)第3572号 |
事業代表者名 | 武田 雅博 SCOTT |
所在地 | 640-8341 和歌山県和歌山市黒田17番地の4 |
設立 | 平成20年4月1日 |
ホームページURL | https://is-fudousan.net/ |
TEL | 073-498-6688 |
FAX | 073-472-7799 |
営業時間 | 10:00 ~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
スタッフ紹介STAFF
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代表取締役社長
武田雅博SCOTT